2007年03月13日

会話型将棋プルーフゲーム

「昨日将棋センター行ったら、隣の奴らがおかしな将棋指しててさ」
「へえ、どんな将棋だったの?」
「いや、自分の対局に集中していたもんであんまり覚えていないんだけどね。はっきりしているのは、たった15手で後手が詰まされたってことさ」
「それだけじゃ、どんな将棋だったのか分からないな。他に覚えていることはないのかい?」
「そうだな。先手の最後の手は、持駒を打つ手だったよ。小駒を使った渋い手だったなあ」
「後は?」
「思い出した!後で対局者から聞いたんだけど、その将棋は王手が8回もかかったんだって。よっぽど激しい戦いだったんだろうね」
さて、どんな対局だったのだろうか?

Ma vie quotidienne: 会話型将棋プルーフゲーム募集の出題形式で作ってみました。
その後の記事によると、この出題形式は完全作が難しいそうです。この問題にも余詰があるのでしょうか?完全作であって欲しいと思う反面、思いもよらない余詰を指摘して欲しい気もします。
解けましたら、ぜひコメントをお願いします。
posted by かずひで at 00:43| Comment(5) | TrackBack(0) | 将棋プルーフゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
解けました。15手ということで、ちょっと手が出にくかったのですが、解いてみると、決して複雑すぎることはなく、無理のない美しい手順と思いました。これはまず完全作とみて間違いないのではないでしょうか。素晴らしい作品と思います。

ところで、最後の手は持駒を打つ、との条件ですが、ということは、持駒を打たない詰め上がりもあるということですよね。実はそれがまだ見つかりません。というわけで、もう少し楽しめそうです。
Posted by はてるま at 2007年03月16日 07:24
ありがとうございます。
長手数(笑)なのは残念なんですが、王手を過半数にするのはこれが最短のようです。

それから、高坂さんから指摘を頂いたのですが、実は持駒を打つ方にも余詰がありました。
「そうだな。先手の最後の手は、持駒を打つ手だったよ。ものすごい勢いで駒を叩きつけていたから、覚えているんだ」

「そうだな。先手の最後の手は、持駒を打つ手だったよ。小駒を使った渋い手だったなあ」
に変更しました。

王手の回数を多くして限定に近づける方法は、はてるまさんの問題を参考にしました。
この方法を使うと、ばか詰の力が必要になりますね。
Posted by かずひで@管理人 at 2007年03月16日 12:18
なるほど、確かに余詰がありましたね。でも大勢に問題はなさそうでよかったですね。持ち駒を打たないほうの手順もようやくわかりました。

これからも新作を楽しみにしております。

Posted by はてるま at 2007年03月16日 19:05
 はじめまして。トピックスから飛んできました、リーグ戦ファンと申します。フェアリーはあまりやらないのですが、チェスのプルーフゲームは大好きです。将棋だと、2手目△34歩あるいは3手目▲33角成の処理の部分が大きすぎて、どうしても似たような手順になりやすいですね。今後ますます面白い問題が作られることを期待しています。
 さて、8手王手の15手詰めですが、2枚生角は10分程度で出来たのに、駒打ちの方が全然出来ません。得手不得手があるんですかね。 最初にまさに第一感で見つけた(駒打ちでない方の)ベタ追い手順を記しておきます。
 ▲76歩△64歩▲33角成+△62玉▲51馬+△63玉▲62馬+△74玉▲63馬+△65玉▲74馬+△76玉▲78飛+△77角成+▲同飛+まで
Posted by リーグ戦ファン at 2007年04月09日 16:51
>リーグ戦ファンさん
確かに将棋のPGは、序盤の手が限定されますね。
会話形式だと色々条件を指定できるので、それなりに工夫できます。
それにしても、この手順はすごいですね。
自陣の飛車を使って王手ができるとは、全く考えていませんでした。
Posted by かずひで@管理人 at 2007年04月09日 18:07
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